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ふぞろいのザクロたち
第1章 ミスコン

「も、もう…きつい、です…。
私、帰らさせていただきます…」

「何を言っているの、まだまだこれからよ」

施術ベッドから降りようとする恵美里を拒み、
マダムはとうとうクリトリスに狙いを定めた。
中指と人差し指で挟み、
根元から上へ優しくなぞる。
同時に尻の谷間にも、ごく浅く指先を沈めていく。

「うっぁ…はあぁん!!」

恵美里から漏れる声は甘い。
マダムの指先が“摘む”動きをされて、
クリトリスは弾けるように感じた。
浅く弄られる尻の谷間のアナルからも、
指が押し込まれたり離れたりする度に
クチュクチュといやらしい音が漏れている。

「足を開きなさい」

マダムはそう命じて、
恵美里のすらりと長い両脚を大開脚させた。
無防備になった股間に
執拗なクリトリス責めが始まった。

ソフトな動きだった。
クリトリスの上にただ指先を置き、
じっとしているようにしか見えない。
だが、間違いなく指の腹は微妙に振動して
刺激を与えていた。

「…うっ、ふっ…うぅん…
んふ、ふうっ…ん、んっ!」

下唇を噛んだ恵美里の口からは、
鼻を抜けるような声が漏れつづけている。
太腿も、ふくらはぎも、足指も、
けして派手ではないが、
電気で痺れるような動きを見せ続けている。

「どう、気持ちいいでしょう?
クリトリスは敏感だから、
こうやって時間をかけて、
優しく丁寧に刺激してあげるのが一番なの」

「そ、そんな…怖いんです…
このまま気持ちよくなりすぎると、
自分がなくなりそうで…」

「リラックスなさい。
難しいことなんて、何も考えなくていいの」

女性同士の、素肌での触れ合い。
このままだと快楽中毒になってしまう。


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