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ふぞろいのザクロたち
第2章 スカウト

真佐子は自分で乳房を掴み、
掬うように揉んでみせる。

きつく揉んだり、揺さぶったり。

勃起してしまった乳首を自分の指で慰める。

カメラの前でする自慰は、
痛いほどの快感だった。

カメラを構えているせいで、
カメラマンの男は両手を自由にすることが出来ない。

はぁはぁと荒い呼吸をし、
ジーンズの前部分が滑稽なほど突っ張っている。

それを見ると、男をさらに追い込みたくなって、
真佐子は脚を少し開いてみる。

関川は慌ててビデオカメラを三脚から外して
真佐子の足の間にひざまづいて、
ビデオカメラを近づけてくる。

真佐子は股間に指を入れ、割れ目をなぞる。

そこは、もう隠しようがないほど濡れていた。

「君…もっと、もっと広げて…」

ビデオカメラの向こうから、
関川の切ない声が響く。

その声に意地悪がしたくなって、
指示とは逆に脚を閉じて、
見えないようにクリトリスを弄った。

「…っあっ…あぁっ…っん…っん…っん…」

関川のカメラは、
ほとんど接写と言っていいような近さで、
真佐子の股間を撮り続けている。

ついに我慢できなくなったのか、
関川は時折自分の股間をさすりながら。

「き、君…お尻も…お尻も見せて…
カメラのほうに向けて…」

それは指示というよりは関川の懇願だった。

興奮のあまり、泣きそうな声に聞こえる。

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