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ふぞろいのザクロたち
第3章 予選落ちの女
カチャカチャと彼がベルトを外し、
ズボンのチャックを下ろす音がした。
でも千尋は抵抗しなかった。
じゅぽじゅぽ
グチュグチュグチュグチュッ!!!
「ああああああああああっ!!」
優弥のペニスで一気に貫かれた。
「千尋…千尋!」
激しく何度も突き上げられる。
芝生の中に小石があるのか
背中に鈍い痛みが襲いかかる。
なのに突き上げられるたびに、
気持ちよすぎて壊れてしまいそうだった。
「ああっ、あああんっ、あああああっ!!」
「俺、ずっと、千尋のこと…!!」
「ふああっ、ああああああっ!!!」
ぎゅっと抱き締められて、
中に生温かいものを注がれる。
「あ、ああ…」
「はあ、はっ、千尋…」
優弥は幸せそうな笑みを浮かべた。
「…すげえ、いい夢…見たよ…」
「あ、寝ないで寝ないで!
これ夢じゃないから!優弥!」
「ZZZ…」
「嘘でしょ!?寝ちゃうの!?」
このまま放っておくわけにもいかないし、
千尋は「よいしょ」と
覆い被さってイビキをかく優弥を体の上からどけた
千尋は立ち上がると
コートを前ボタンをきっちりとかけて
大通りへ行ってタクシーを拾った。
問題は財布さえも持ってきていないことである。
仕方なく千尋は
優弥のスーツの内ポケットに手を突っ込んで
財布を抜き出した。
『ごめんね…
後でちゃんと返すから…』
優弥の家がどこかなんて知らないから、
運転手さんに手伝ってもらって
千尋のアパートの中に運んでもらった。