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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第8章 温泉旅館~本章~
執拗に肉芽を捏ね回していた舌先がほんの数ミリ横にずれる。
チロチロと舐め擽り、動かない。
花怜は自ら浮かせた腰をずらした。

「あっ……ぁぁあ……気持ちいい……」

舌先に肉芽を持っていくと、また義父が舌先で転がしてくれる。
たまらなくて、浮かせた腰を震わせるのに…少しするとまた義父が舌をずらす。

【お義父さん…わざと?……意地悪……】

逃げる舌先を花怜は追いかけた。
開いた膝のまま、ベッドに爪先を立て…義父の頭を抱え込むように腰をくねらせていく。
そこに清楚な若妻の姿はなく、淫らな女が快楽を貪っていた。

「お義父さんっ…また気持ちよくなっちゃう……ぁぁ……そこっ……っん……」

【やっぱり私の見込んだ通り…それ以上の素質がある…。こりゃ、育てがいがありそうだ…】

肉芽を舌先で苛めながら、求めるように腰をくねらす花怜に卓司はこの先のことを考えていた。
息子の嫁を手篭めにしただけでは飽き足らず、自らの牝にまで躾ていくんだと更に興奮を高めていく。
ゆっくりと花怜の股間から顔を上げると、ベッドに仰向けになりながら…

「花怜ばっかりずるいじゃないか…ほら、一緒に気持ちよくなるんだ…尻をこっちに向けなさい…」

【一緒に……】

義父の望むことはだいたい予想できた。
すごく恥ずかしい格好を望まれているんだと…。
花怜はゆっくりと身を起こして、隣に寝転がる義父を見た。
大きなお腹にくっつきそうなほどに反り返っている。
さっき出したばかりとは思えないほど逞しい。
誘われるように近づこうとして躊躇した。

「あ、あの…お義父さん……ごめんなさい……お手洗いに行ってきていいですか……」

お酒や…温泉……何より長い時間義父のを受け入れ続けてきたのだ。
急にもよおしてくるのを感じ、恥ずかしそうに言う。

「そうか…ずっとセックス漬けだからな…。行っておいで…続きは戻ってきてからだ…」

花怜が寝室を出るのを見送ると、卓司はベッド脇にある受話器を上げて、内線に電話をかけた。

「遅くにすまないが、料理を下げてくれないか…そうだな、30分後くらいに頼むよ…」

電話の先はチップを受け取った中居だった。

「承知いたしました…おやすみだと思いますので声はかけずにお邪魔いたします…」

「あぁ、それで頼むよ…」

受話器を置くと襖が開き、花怜が恥ずかしそうに戻ってきた。
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