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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第11章 夫との夜
孝一が身体を起こすと掛け布団がずれ落ち裸の夫婦の姿が露になった。
花怜は脚を開いて迎え入れていく。

貪るようなキスもしていない。
フェラチオもクンニもない。
単調な夫の愛撫。
優しくしてくれるからいいと思っていた。
気遣う優しさが愛情なのだと思っていた。
肌を重ねてそれを確かめ合うだけで満足だと思っていた。

【あなた…あなたが触れたことないところも触られたの…。お義父さんが舐めてないところなんて私の身体に残ってないの…】

「花怜…俺も久しぶりだからすごく興奮してるよ…」

自信ありげに囁く夫が淫裂にあてがってくる。
花怜は瞳を閉じてその瞬間を待った。

「…っん……」

挿ってきた…。
義父の肉棒を咥え込んだ穴は決して弛くなってなどいなかった。

「あっ…あぁっ…花怜っ…」

孝一は驚いた。

【花怜のってこんなに気持ちよかったっけ…】

妻はいつもより感じているとは思っていたが、襞が絡みつきうねるように締めつけられる感触に感嘆の声を漏らしていった…。
そして、孝一自身も久しぶりでいつも以上に敏感になっているんだと思い込んでいた。
妻が実家で何を経験してきたかなど知る由もない。

「花怜っ…すごくっ…気持ちいいよっ…すぐに出してしまいそうだっ…」

孝一はそう漏らしながら世話しなく腰を押しつけてくる。

「はぁっ…あなたっ、待って…待ってっ……」

「花怜も気持ちいいのかっ…」

違う…ぜんぜん違う。
張り裂けてしまうんじゃないかと思う衝撃も…
開発された膣奥にも届かない。

【違う…そうじゃないの…そんなにしたらすぐに終わっちゃう…】

義父と夫じゃ…ぜんぜん違うと解っていたけど…
せめて時間をかけて愛して欲しかった。

「あぁ…あなたっ…ほんとに…待ってっ…」

「だめだっ…すごくいいんだっ…止まらないぞっ…」

夫はひたすらに腰を振ってくる。
花怜は少しでも奥に欲しくて、動きに合わせるように腰を突き上げていく。
それが孝一の射精をより早く促してしまう。

「あぁっ、花怜っ…出るっ…あぁぁっ、あっ、あぁぁ…ぅんっ…」

【えっ、出したの?…】

夫がきつく腰を押しつけながらびくびくと震えている。
膣道で脈打つ感覚がして熱いモノが放たれていく。

【違うの…こんなにも……】

夫の身体から力が抜けていく。
中で萎えた肉棒がぬるりと抜け落ちていった。
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