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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第2章 炬燵痴漢
「いらっしゃい、花怜さん…こっちは寒いでしょう…。上がって温まって…」

義母の良子が玄関から声をかけた花怜を出迎えた。
58歳になる義母は年相応の見た目だが人の良さが滲み出るように目尻に皺を称えた優しそうな人物だ。

良子に少し遅れて義父の卓司が顔を覗かせる。
身長175cm程度、現役を退いた元大工の棟梁でずんぐりとした初老の体型ながら骨太の逞しさを備えている。
酒好きを証明するかのようにメタボなお腹がでっぷりと目立つが、良子同様に花怜には優しく花怜もまたこの義理の両親に懐いていた。

「やぁ、花怜さん…久しぶりだね、さぁ、上がって上がって…」

「お義母さん、お義父さん、ご無沙汰しています。ありがとうございます…寒いけど今年はまだ雪は積もってないんですね…」

ショートブーツを脱いで花怜が玄関から上がり、花怜専用のスリッパを履いた。卓司がキャリーバッグを受け取り廊下を歩き出す。
和室の居間に入るとストーブの炊かれた部屋は暖かく花怜はマフラーを外し、ハーフコートを脱ぎ壁際のハンガーにかけた。
白いカシミアのVネックのニットに膝丈のカーキー色のフレアスカート。若妻の背丈は165cmのすらりとした体型だが胸の膨らみは腰の細さのせいでDカップのサイズよりボリュームを感じさせる。それは括れたウエストラインからヒップへの流線形も同様にスタイルの良さを際立たせていた。
寒い土地へ来ることに花怜は黒いタイツを履いている。居間に設えられた長方形の掘炬燵は大工時代の義父の自慢のもので脚を下ろせる本格的な造りとなっていた。
ゆったりと寛げることを花怜も知っているが炬燵はやはり蒸れやすい…ニーハイのセパレートのタイツを選んでいた。

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