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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第30章 密会 ~本章~
「そうだ…俺が奥さんを感じさせてるんだ…」

黒木の左手が花怜の手から離れていく。
首に触れ…指先が顎を越えてくる。
人差し指が薄く開いていた唇の中に挿ってくる。
花怜はその指に舌を絡めていった。

「…はぁ……んっ……ぁぁ……んんっ……」

「厭らしいなぁ…チンポみたいにしゃぶってくれよ…」

言われるがままに太い指を吸い…舌を絡め…甘く噛んでいった。
花怜の左手の人差し指は自らの乳首を弄り続けてる。
もう離すことなど頭に無かった。

黒木はそんな支配していく優越感に駆られながら、花怜の手ごと右手を下へとずらしていった。

「次はこっちだ……」

「…っん……んんっ……」

花怜は背凭れに額をつけ、黒木の指をしゃぶりながら頭を揺すった。
黒木の手から逃れることなどしない。
花怜からはゆっくりと下りていく手が見えている。
その行方を見つめながら…またきつく肉棒を締めつけていく。

【こんなこと…こんなに厭らしいことなのに……ドキドキしてる……】

「ふぁぁ……んっ……んちゅっ……んんぁっ……」

黒木の指の下の指先が肉芽に触れた。
電気が走ったように思えた。
下の口では肉棒を…上の口では指をきつく吸い上げていった。

「クリトリスも硬くなってるだろ…」

【硬くなってる…ぷにぷにしてるのに中は凄く硬い……】

黒木の指はこうして転がすんだと教えるように蠢いていく。

「そのままだ…ずっと弄ってろ…」

黒木の右手が離れても花怜はオナニーし続けていた。
再び黒木の右手は乳房に戻ってくる。
きゅっと乳首を摘ままれるとくにくにと転がされていく。

「んぁっ…っん…ひゃぁんっ……」

「いいからしゃぶってるんだ…」

黒木の指が口の中に抜き差しを繰り返してくる。
必死に吸いつき…舌を絡めていった。

【なにこれ…二人なのに……二人きりなのに……ぜんぶ…ぜんぶ……気持ちいいっ……】

義父はいないのに…。
上の口も下の口も挿れられてる。
乳首も両方弄られてる。

自分の指先が自分の一部じゃないみたいに思えていた。
黒木が二人いるみたいと…錯覚していく…。

【だめっ……逝っちゃう……】

「…んんっ……ぃっ……くっ……んんっ……」

子宮口は捏ね回されている。
でも、もうどこで逝ったのかよくわからなかった。
指を咥えたまま、花怜は唸るように全身を震わせ絶頂を口にしていた。
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