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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第2章 炬燵痴漢
卓司は隣に座る花怜の太腿に偶然を装い手の甲を時折触れさせながら、調子のいい言葉を並べていた。
花怜はなかなか私の意図を理解することなく、純粋に偶然だと思い込みお茶を飲みながら会話を重ねていた。

「孝一さんもお義母さんの手料理楽しみにしていたんですけどね…。それに久しぶりにお義父さんともお酒を飲みたいって…」

「まぁ、それは残念ね…。孝一の好きな煮物を作るからお土産に持って帰ってね…。お父さんは孝一がいなくても平気よ…。ここのところ早く花怜さんに会いたいってずっと言ってたんだから…ねぇ、お父さん?」

「何を言ってるんだよ…いや、まぁ…花怜さんの顔を見たいとは言ったが、孝一とも久しぶりに酒を飲みたいと思っていたよ…。でも帰って来ないものは仕方ない…花怜さん、晩酌付き合ってくれるだろう?」

仲のいい義理の親子の談笑…。
卓司は晩酌を一緒にと言いながら、花怜の膝へと手を伸ばした。手の甲ではなく、ずり上がったスカートから覗く膝小僧を掌で包み込むように…確固たる意思を持って包み込んだ掌でそっと円を描くように撫で擦り出す…。
花怜も偶然ではないと理解できただろうと内心ほくそ笑んでいた。

「……っ…お義父さん?…」

花怜は自らの膝を撫で擦ってくる感触に一瞬何が起こっているのか理解できなかった。
いつの間にか義父に近づき過ぎて離れるように手を伸ばしたのかとも思ったが…その撫で擦り方はそんな遠慮がちなものではなかった。
それでも義父の真意はよくわからない…。
私は義父の息子の嫁…そして今目の前には義母が笑顔で料理の話などしているのに…

「私なんてお義父さんのお酒の相手が務まるわけないじゃないですか…お義父さん、すごく強いの知ってますよ…」

調子を合わせるように受け答えしながら、膝を撫でる義父の手を払おうとする…義父はお構いなしに膝小僧から太腿をそっと撫で這わせてきて…。

卓司は炬燵布団の中で対面に座る妻に気付かれないようゆっくりと静かに花怜の太腿撫で擦る…指先を曲げ掌が往復するほどにスカートの裾を引っかけずり上げていった。

「大丈夫だよ…たまには母さんと違って若い美人さんと一緒に楽しみたい…そう思ってるだけだから…ゆっくりとお付き合い願いたいもんだね…」


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