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濡花 ~義理の父親に堕とされていく若妻~
第2章 炬燵痴漢
「じゅうぶんに甘えさせてもらってます……これ以上は…」

【これ以上は…もうやめて…】

花怜がそう願っても義父の手は止まることなくタイツと地肌の境界をなぞり続ける。
更にきつく内腿を閉じると挟み込んだ掌が奥への動きを再開させていく。
あんなに優しく心遣いもしてくれていた義父が何でこんなことをするのか未だに信じられない…いや、信じたくはなかった。
それでも続く卑劣な行為に花怜は悲しくなり…やがて信じていた者に裏切られる嫌悪感を抱いていく。

【気持ち悪い…最悪…こんな人だったなんて…】

良子は話し出すと止まらない質だ。
他愛もない話を続けている。
花怜は義父の責めになんとか堪えながら義母の話に間の手を入れながら、炬燵の中で義父と攻防を続けていた。

【そんなに睨んでも無駄だ…やめるつもりなどないよ。】

花怜がこれ以上の侵入をなんとか阻もうとよりきつく掌を内腿で挟み込んでくる。
揃えた指先を蠢かすように脚の付け根へと地肌の内腿を揉むようにして這わせていくと…小指の側面がショーツに触れた。うねるように掌を蠢かせれば、内腿を揉みながら小指の側面がクロッチを擽っていく。
花怜の腰がピクッと跳ねるのが卓司には伝わっていた。

【孝一は忙しくてぜんぜん相手をしてくれないんだろう…寂しい身体はこんなことをされて寧ろ悦んでいるんじゃないのか…】

孝一が昇進してから花怜夫婦の夜の交わりは激減していた。
花怜が前回孝一に抱かれたのは1ヶ月も前のことだった。
元々夫は性には淡白だった。それでも孝一に抱かれる時は愛情を感じられた。
だから回数が減っても花怜がそれを不満に思うこともなかった。
気持ちが通じ合っていれば、行為が減っても愛情が減ることなんてないと信じていた。

義父の小指の側面がクロッチ越しに敏感な箇所を擽るように刺激してくる。
快感なんて微塵も感じていない。義父に対する嫌悪感が増すばかりだった…心情的には…。
そんな気持ちとは裏腹に久しぶりに与えられる刺激に身体の…股間の奥の芯の部分はむずむずと熱を帯びてくる。
やめてほしいと義父の手首を掴んでも蠢く手は更に上擦り…小指はショーツ越しの秘裂に押しつけられてくる。
まだ花怜にはそれが快楽への入口だという自覚はなかった。
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