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縄師-Ⅲ 小父とM女。
第4章 拷問
フックに掛けて少し吊り上げた高さで、乳首を鞭で軽く叩く。
それが芳恵を被虐の世界に誘うノックの音になる。
ウインチで吊り上げた芳恵を、パイプの開口部に来るように微修正をしながらゆっくり降ろす。
途中で足首に4キロずつ鉛のウエイトを結びつけて加重する。
これで体重プラス8キロが芳恵の股間を苛むことになる。
縛り、鞭で打ち、吊り、重りを付ける。
それだけで、既に滲み出た体液は内股を伝っていた。
「ほら。もうこんなだ」
ヌメリをつけた中指を目の前にかざして見せると、「嫌だ……恥ずかしい」そう言って顔を背けた。
パイプの覆いを取ると中からディルドがせり上がる。
このディルドにはクリにも当たるように膨らみがつけてある。
「噓……」
それを見た芳恵の目が救いを求めるように俺を見た。
俺は構わずウインチを操作して、芳恵の性器をディルドに導く。
ディルドが膣に埋没していく。
芳恵が鳥肌を立てて呻き声を上げた。
「これでお前は横にも前後にも中心からズレることはない。さて、股間が痺れるという感覚を楽しみに待とうか」
股間に刺さったディルドのバイブ機能は今のところ動かずにいて、出番を待ち構えている。
座骨辺りの感覚神経は、運動神経が麻痺を起こすと一転して感覚がなくなる。
それは正座をして痺れたときと同じだ。
三角木馬に跨がり、ときおり呻き声と小刻みに身体を震わせていた芳恵が静かになった。
痺れで感覚が鈍くなったのだ。
無感覚の状態を長く続ければ神経を痛めるのでそれでは意味が無くなる。
縄にフックを掛けて数センチ吊り上げる。
すると股間に血行が戻り、滞っていた全ての部位の感覚神経がジンジンと電気を流し、耐えがたい疼痛を感じさせる。
「……アアッ……アッ」という小刻みの震えは筋組織の感覚が戻りつつあるからだ。
これはマッサージで凝りをほぐされる時の快楽に似ている。
俺が近寄るとそれだけで芳恵が「来ないで……触らないで」と懇願する。
「分かった。触らなければいいんだな」俺はそう言ってバイブのスイッチを入れた。