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僕の奴隷ちゃん
第7章 恐い人
その様子を目を見開いて見ていた陽平と要だったが、先に口を開いたのは要だった。



「お母様。…逢里が何をしたって言うんですか?」


「要さんもそんな名前を口にしてはいけません!!」


「お母様。」



ハァハァと息を荒げて興奮中の明奈の肩を抱く陽平を見ると、逢里は身体を震わせた。



「明奈さん…落ち着いて下さい。」



陽平の声に落ち着きを取り戻そうと、肩に回った手にそっと触れる明奈が、あの時の『女』に見えた。
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