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僕の奴隷ちゃん
第8章 代償
テーブルの上にお皿を置いて、逢里の横に座ると顔を覗き込んで要が続けた。



「逢里に何ができるの?おばさんと出て行けるの?」



要はふと言ってしまった。

美沙が出て行っても、淳子が出て行っても、両親の仲が良くなる思ってもいないのに、もしかしたら…なんて。それに、逢里が謝って済むくらいの事ではないと言う苛立ちもあったのだ。


が、逢里は違っていた。

完全に嫌われているんだと、本当は早く出て行って欲しいのだと感じ取ったのだ。



「要お兄ちゃんの言う事、逢里なんでも聞くから…許して?」
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