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僕の奴隷ちゃん
第8章 代償
振り返り、要は逢里の部屋に向かった。


こんなにも思っているのに、俺だけを見ていれば傷つかずに済んだのに。


逢里を傷つけずにはいられないくらいイライラしていた。


バンっとドアを開けると、逢里は身を小さくしてビクついた。

いきなりドアを蹴破る様に開けられれば誰でも驚くが、要は逢里が自分にやましい事を隠しているからだと思ったのだ。


「何びっくりしてるんだ?」


「だって…、何怒ってるの?」


「そこで何を見てたの?」
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