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僕の奴隷ちゃん
第9章 嫉妬と誤解
美沙が余りにも必死に…しかも凄い形相で怒り問い詰めるモノだから、本当の事を言えばどんな事になるのかと怖くなる。


「言いなさい!!逢里!!」


「何にも無いもん!!」


ただ噛まれただけの事実さえ言わずに黙秘をする逢里に、美沙は涙を流して抱きしめた。


自分が愛欲の為に引きづり込んだ生活の、しわ寄せが逢里に来ていたなんてと自分を責めたのだ。

明奈に会い、子供達に自分のしている事を暴露され、逢里が無理やり要の手篭めにされたと思ったのだ。


『因果応報』


それでも、出て行こうと言えない自分も酷い母親だと逢里を抱きしめながら肩を震わせた。
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