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僕の奴隷ちゃん
第9章 嫉妬と誤解
要も、気付かない振りをしていたが、美沙は視線をいたいくらいに感じていた。


何よりも、逢里にタートルネックを着させた事で、歯形のあとは見たのだと判っていた。そして、その事で、自分に怒りの感情を持った事にも気付いていた。


中1くらいになれば、大人が思っている程子供では無い。そのくらいの感情変化は予想がつくモノだ。


『悩み苦しめばいい、自分の犯した過ちを1人で反省すればいい』


そう思うと余計に、清々しい気持ちになった。
逢里が例え本当の事を話しても、「ただ噛まれただけ」なんて事を美沙が信じるはずが無い。

自分がしている事を、娘にしていると思い込んでるんだから。


『逢里をいつか自分のモノにする。それまで勝手に勘違いして悩み続けてろ!!』
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