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僕の奴隷ちゃん
第9章 嫉妬と誤解
「美沙…分かって欲しい。要の母親を愛せずに、要に家族愛を与えてあげられないんだ。…こうして、自分の好きな女性を家に入れ、子供にそれさえも見せている私は、息子が欲するモノを奪えない。…出来るだけ与えたいんだ。」
「…私だって…。」
「美沙、出ていけとは言わない、でも出て行くなとも言わない。…美沙が大事にしたい方を取ったらいい。」
誠の声が優しく聞こえた。
でも、暖かいのに冷たかった。
「…愛してるよ…美沙。」
今そんな事を言われたら、出て行くとは言えない。
ギュッと布団を握り締め、目を瞑った。
「…私だって…。」
「美沙、出ていけとは言わない、でも出て行くなとも言わない。…美沙が大事にしたい方を取ったらいい。」
誠の声が優しく聞こえた。
でも、暖かいのに冷たかった。
「…愛してるよ…美沙。」
今そんな事を言われたら、出て行くとは言えない。
ギュッと布団を握り締め、目を瞑った。