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僕の奴隷ちゃん
第10章 歪み
逢里は『知らない男性(ひと)』と、要を客観視して事が終わるのを待っていた。


お腹と陰部の痛みは、事が終わっても引き続いていて、要が上から降りても、脱力感と喪失感で動けなかった。



「逢……里?」



ベッドから降りても振り返る要は、自分がした事の罪悪感に苛まれた。


ぐったりと動かずに、涙と汗で顔に髪が張り付く程乱れた逢里が自分のベッドに横たわっているのだから。

まだ小学5年の女児に、自分の欲を怒り任せに押し付けた結果に、ただ見下ろすしか出来なかった。


今更好きだなんて言えないし、言ったところで受け入れてもらえ無いだろう。それに、もし振られでもしたらと思うと、要は怖くて何も言えないのだ。


一方逢里も、要を見上げるものの、何も声をかけてくれない要に、自分が何か悪いのかと必死に考えていたが、何も浮かばなかった。
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