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僕の奴隷ちゃん
第10章 歪み
居た堪れずに、逢里は鈍痛が襲う体を起こし服を集め、着替えを始めた。



「お部屋に……戻る…ね?」


「っあ、あぁ」



着替え終わった逢里はドアノブに手を掛けて振り返ると、それをずっと見ていた要はビクッと身体を跳ねらせた。



「お兄ちゃん」


「何」


「私、お兄ちゃんのこと……好きだからね?おやすみなさい」



逢里はそう言って部屋を出ると、ちょこちょこと廊下を歩き始めた。


お母さんの事も、要のお父さんの事もビックリしたし許せないと思うと、涙が溜まる。

でもそれ以上に、身体の鈍痛や要への想いが切なくて泣けて来たのだ。



『ただ好きでいる』



そういう関係では居られないし、要は自分と母親を憎んでこんな事をしたんだろうと、要の『しまった顔』を見てそう思ったのだ。
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