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僕の奴隷ちゃん
第10章 歪み
本当に何かがあったのかもしれない。そう思えば思う程、ノックする手に力が入る。
こんなに心配するくらいなら、昨日は逢里についていればよかったと後悔の念が押し寄せる。勿論これは、美沙に後ろめたい気持ちがあるからそう思うだけで、まさか自分が見られていたなんて気付くはずもないのだ。
「逢里!!いい加減にしなさい!!」
トントンからドンドンに変わると、カチャンと鍵が空いた音がした。
すぐさまドアを開ければ、逢里はパジャマ姿で立っていた。その姿は、昨晩中泣き腫らした目に鼻水をかみまくった赤い鼻。
美沙は声を掛け様にも言葉が出なかった。
何かあったに違いないのに、なんて聞いていいのかわからなかったのだ。
いつでもニコニコしていた可愛い娘が、何に苦しんでるのかも聞けないでいる自分が情けなかったのだ。
こんなに心配するくらいなら、昨日は逢里についていればよかったと後悔の念が押し寄せる。勿論これは、美沙に後ろめたい気持ちがあるからそう思うだけで、まさか自分が見られていたなんて気付くはずもないのだ。
「逢里!!いい加減にしなさい!!」
トントンからドンドンに変わると、カチャンと鍵が空いた音がした。
すぐさまドアを開ければ、逢里はパジャマ姿で立っていた。その姿は、昨晩中泣き腫らした目に鼻水をかみまくった赤い鼻。
美沙は声を掛け様にも言葉が出なかった。
何かあったに違いないのに、なんて聞いていいのかわからなかったのだ。
いつでもニコニコしていた可愛い娘が、何に苦しんでるのかも聞けないでいる自分が情けなかったのだ。