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You were born to be mine
第4章 快晴
買い物から帰ったら咲希はチャッチャッとゴハンを作った。


「おぉぉ…凄いやん! 見た目ちゃんとしてる!」

「見た目だけちゃう! 味もちゃんとしてる!」

「いただきま~す。 お!? 美味い!」

「やろ?やろ? 凄い? なぁなぁ!?」

「マジで凄いな! すぐに嫁に行けるで。」

「へへへ、ほな陵ちんにもろて貰お(^^)」


ゴハンを食べ終えて咲希がコーヒーを入れた。


「陵ちんて何の仕事してんの?」

「なんで?」

「だっていつもスーツちゃうやん!?」

「あぁ、普通の会社員ちゃうからな。 けどスーツ着て行く時もあんで。」

「サキ、陵ちんが冬場に着てたパーカー付いたライダースっぽい革ジャン好きぃ。」

「は? どうゆうコト? 前からオレのコト知ってたん?」

「(;゜0゜) あ…え~と…実は…」

「あ、ゴメン。 怒ってる訳ちゃうで。 何で?と思って…」

「えとな、初めて陵ちんを見たんは去年の春頃。いつも通り学校行くのに電車に乗ってて、サキ、潰れそうになっててん。そしたら急に体制が楽になって振り向いたら陵ちんがサキの体が圧迫されん様に踏ん張っててん。それからかな!?陵ちんのコト見る様になって。」


イヤイヤ、咲希それはエエ様に取りすぎや。
オレは痴漢に間違われんのイヤで咲希に触れへん様に踏ん張ってただけやねん。


「んで、こないだの痴漢やねん。 咲希怖くて声も出されへんかった時、陵ちんが痴漢の腕掴んで駅に引きずり下ろしたやろ? サキそん時に思ってん、陵ちんのコト好きやって。」

「ふ~ん!? ほんでプチストーカーになって家調べて実力行使に出た訳やな。」

「(T^T) ゴメンなさい…嫌いになった?」


ありゃ、半泣きになってもうた。




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