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You were born to be mine
第5章 新章
それから半年ほど過ぎて、咲希は晴れて女子大生になった。
大学の所在地が阪急沿線になったせいで電車のデートはなくなったけど、相変わらず週末は一緒やった。

そろそろ大学に入って1ヶ月って日、咲希から電話…


「陵ちん? 明日の土曜は行かれへん、ゴメンな。サークルの飲み会。」

「そうか、いっといで~。潰れん様に気ぃつけや。」

「うん。日曜日は行くからな~。」

「あいよ♪」


普通に返事をしたものの、少し寂しかった。
お父さんの感覚?
それとも嫉妬?
どっちにしても咲希は新しい世界に飛び込んだんやし、オレがフラれるのも時間の問題かもな…

明けて土曜。
昼過ぎに起きたオレは悶々とした時間を過ごした。
何をしてもどうも落ち着かん。
久しぶりに行ったパチンコも漫喫も集中できずで…
結果、家に帰ってボッサリするだけやった。

あ~何やかんや言うても咲希のおらん生活てもう考えられへんなぁ…

何とか時間をやり過ごして日付も変わった頃、咲希から着信。

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