この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
You were born to be mine
第6章 新章 2話
オレん家で過ごす咲希はいつもと変わらん様に見えたけど、前ほど明るくない気がしてた。


そんなある日、仕事中に咲希のお母さんからメール。

《 手が空いたら電話して。》

オレはオフィスを出て電話した。


「もしもし、陵ですが…」

「陵さん、こんにちわ。 いきなりで悪いんやけど、今日会って話できる?」

「あ、はい、大丈夫です。 ただし時間は9時くらいになりますけど…」

「ほな、こないだのファミレスで。」

「はい、遅れそうやったら連絡しますんで。」

「わかった、待ってる。」


オレは溜まってた仕事を必死で終わらせ、咲希のお母さんとの待ち合わせ場所に急いだ。
9時にはまだ少しあったけど咲希のお母さんはもう来てた。


「スンマセン、待ちました?」

「ううん、さっき来たトコ。それにまだ約束の時間ちゃうよ、気ぃ遣い過ぎ。」

「はぁ、スンマセン。」


オレはシートに座ってコーヒーを注文した。


「陵さん痩せた?」

「そうですか!? 家に体重計ないんで判りませんけど…」

「ちょっと頬がコケてる。」

「あぁ、今仕事もちょっとハードで、ロクなもん食ってないからちゃいますかね。」

「そうなんや……そんな時にアレやねんけど、咲希のコト。」

「はい。」

「咲希と話したんやけど、咲希しんどそうみたい。」

「はい、それは解ってます。 けど、正直なトコどうしたらエエか解らんのですよ。 オレは他人に何言われようが構いません。 けど、咲希が変な風に見られるんは我慢できへんのです。」

「おんなじコト咲希も言うてた。 2人とも互いを好きやからこそやんね。 けどね、私は母親である以上咲希を全力で守るつもり。 陵さん、ゴメンやけど、咲希を陵さんから遠ざけさせて貰う。」

「え??? どういうコトです?」

「咲希は主人のトコに行かせるわ、留学名目で。 勿論私も行って家族3人の生活をしてみるつもり。 それで咲希が前の咲希に戻ってくれたらと思う。」

「そうですか……」

「もしそれでダメになるようなら…」

「はい、覚悟できてます。」

「陵さんは大丈夫?」

「多分…ちょっと前に戻るだけですから…」

「誤解せんといてね、陵さんのコトは私も咲希も大好きよ。」

「はい。ありがとうございます。」


それから少し話をしてオレは帰宅した。


/93ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ