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You were born to be mine
第6章 新章 2話
家に着いた途端、オレは言い様のない虚脱感に襲われた。
咲希がおらんようになる…
何も考えられへんかった。
オレの日常はやり過ごすだけの生活に戻った。
ただ生きてる。
それだけ…
幸いにも仕事だけはアホみたいに忙しかったお陰で、余計なコトを考えるヒマもなかった。
咲希がおらんようになって1年と少し過ぎた頃、手掛けてた1番大きな仕事が終わりオレの誕生日がきた。
元嫁とその娘から恒例のバースデーメール。
今年は動画やった。
たどたどしくハッピーバースデーの歌を唄って最後は投げキッスのオマケつき。
可愛い。
メール本文には
「娘もこないにおっきなったよ~♪ 最近どう?相変わらず忙しいん? 好きなおねぇちゃん、でけた?」
返信する
「ありがとう。 ホンマに子供の成長は早いな! オレは相変わらずや。 仕事オンリーの毎日や。」
「そうなん? こないだアンタが可愛いおねぇちゃんと仲良く歩いてる夢みてんけど、ひょっとしてと思って。」
相変わらず鋭い。
少し幸せのお裾分けもらっていつもより少しホンワカ気分で家に向かう。
咲希がおらんようになる…
何も考えられへんかった。
オレの日常はやり過ごすだけの生活に戻った。
ただ生きてる。
それだけ…
幸いにも仕事だけはアホみたいに忙しかったお陰で、余計なコトを考えるヒマもなかった。
咲希がおらんようになって1年と少し過ぎた頃、手掛けてた1番大きな仕事が終わりオレの誕生日がきた。
元嫁とその娘から恒例のバースデーメール。
今年は動画やった。
たどたどしくハッピーバースデーの歌を唄って最後は投げキッスのオマケつき。
可愛い。
メール本文には
「娘もこないにおっきなったよ~♪ 最近どう?相変わらず忙しいん? 好きなおねぇちゃん、でけた?」
返信する
「ありがとう。 ホンマに子供の成長は早いな! オレは相変わらずや。 仕事オンリーの毎日や。」
「そうなん? こないだアンタが可愛いおねぇちゃんと仲良く歩いてる夢みてんけど、ひょっとしてと思って。」
相変わらず鋭い。
少し幸せのお裾分けもらっていつもより少しホンワカ気分で家に向かう。