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You were born to be mine
第7章 新章 3話
家を出て駅に向かう。


「陵ちん、この辺で探すんちゃうの?」

「いや、咲希は学校あるから学校行くのにもうちょい便利なトコにしよ。 最低阪急沿線。」

「エエよぉ。陵ちんの仕事に便利なトコで。」

「アカンの。少しの無理も積もり積もって大きなストレスになるから。」

「そんなん陵ちんも一緒やんか。」

「オレは大人でストレスと付き合う方法知ってるから大丈夫や。 それにな、咲希が笑っててくれたらストレスなんか感じへんよ。」

「陵ちん、前から思っててんけど…陵ちんは恥ずいセリフをしらっと言うよね。」

「そうやな、離婚して得た教訓。 後悔先に立たず。」


阪急沿線の不動産屋を巡る。
中々条件の合う物件が見つからん。
というか、条件に合う物件を紹介して貰えてないコトに気付く。
そらそうや、オッサンが若い娘を囲おうとしてるくらいにしか見えへんやろし。
トラブル起こされたら堪らんてもんや。


「中々エエ物件ないね。」

「せやな。 まぁシーズン外してるからな。」


咲希には余計なこと言わんトコ。


「陵ちん、ここ入ってみよ。」


咲希が示したのはいかにも地元の不動産屋さんて感じのトコやった。


「こんにちわ~」


咲希はオレの手を引き店内に入っていった。


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