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「S」と「M」の日々
第2章 悠と美衣子のはじめて

美衣子が待っていたその日は唐突にやってきた。
今日は悠の家族が旅行に出かけて誰もいないので美衣子が泊まりに来ていた。ベタな展開。もちろん悠に下心がないわけではないが無理矢理するつもりもなかった。
「ねぇ悠クン?」
「ん?」
悠は焦っていた。美衣子の胸の谷間を思いがけず見てしまったおかげでほぼ完全まで猛ってしまった自身に気づかれまいとなるべく美衣子の反対を向いていた。
美衣子は分かっていた。こうなる日をずっと待っていた。
「どうしてみぃ子をみてくれないの?…もう嫌いになっちゃったの?」
不安そうな声をあげた美衣子が心配で悠は振り向いた。
美衣子がニヤリと笑う。
「なっ!?」
悠は耳まで赤く染まりあがった。
美衣子の胸が露わになっていたからだ。
「みぃ子のおっぱい見て勃起しちゃったのが恥ずかしかったの?」
「っ!?」
悠はとっさに下半身を手で覆った。
「苦しいでしょ?」
美衣子はすり寄るように悠に近づく。
「ねぇ悠クン?」
舌なめずりをした美衣子に悠は欲情した。
「みぃ子が楽にしてあげる。」

