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欲灯
第1章 浮気男
恥ずかしいからか、遥は啓介とのセックスで後背位を好まなかった。
対して啓介は、支配欲を満たしたいのか、本心では後背位が一番好きだった。

-愛のため、愛のあるセックスを-

綺麗事とわかっていても、自分のわがままだけを通すのも気が引ける啓介は、「愛」を言い訳に自分を偽り、心の奥に本能を眠らせていた。

そのくすぶる灯は、いま現在、炎となって燃えたぎっている。

ソファで四つん這いになる莉奈を、仁王立ちで後ろから犯している。

啓介は眠らせていた本能を完全に呼び起こし、頭を真っ白にしながら腰を振った。



「あっあっあっ・・・・・・おまんこ、気持ちいいです・・・・・・あっあっ」



『パンパンパン・・・・・・』と、二人の肌がぶつかり合う音がこの小さな箱の中に響き渡る。



「ほら、気持ちいいだろ、ん? おら、おら・・・・・・!」

「んぁっ・・・・・・あっあっあっ・・・・・・!」

激しく頭を左右に振る莉奈、長い黒髪が付いて行けずに乱れていく。

それでも出し入れを繰り返し、オマンコの中を掻き乱す啓介。

「あっいやっあっあっあっ・・・・・・んっ、あっ!」

莉奈の両手は壁を引っ掻くように爪を立て、ソファから飛び出した両足の指に力が入る。

入り口のドアガラスが熱気で曇り、莉奈の尻肉もじっとりと蒸れ、そこに啓介の汗が落ちる。

「はぁはぁ・・・・・・莉奈のオマンコ・・・・・・吸い付きが凄いな・・・・・・」

「あっあっ・・・・・・ありがとうご・・・・・・あっっあっあっ!」

「凄いよ・・・・・・たまんねえよ・・・・・・はぁはぁ・・・・・・」

生まれて初めての『カラオケボックス内セックス』という緊張と、生まれて初めての『逆ナンされての即セックス』という興奮が入り混じり、冷静にセックスを楽しむ余裕などなく、ひたすら射精に向けてピストンを続けた。

「あんっあっあっ!中に・・・・・・あっあっ・・・・・・」

ピストンの激しさと、ペニスの膨張を感じた莉奈は少しだけ後ろを振り向きながら声を絞り出した。

「え・・・・・・なか?」

「あっあっはいっ・・・・・・あっあっ・・・・・・おまんこ・・・・・・はぁはぁ・・・・・・」



(おまんこの中に、中出し!? 俺そんなのした事ねえぞ!?)



「おまんこの中に・・・・・・精液出してください・・・・・・」
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