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欲灯
第2章 奴隷女
「うん、良い子だ。ただな・・・・・・もう少し静かにしないと、聞こえるから」

「なら・・・・・・こんな所出て、ホテル行きませんかぁ?」

興奮した柑橘男が割って入り、堀井に提案を持ちかける。

「いや、この子はこういう危ない状況が好きなんだよ。なあ?」

莉奈は頭を縦に振って返答した。



「どれ、そろそろご褒美、やるか」



莉奈は背中で堀井のベルトが外れる音を感じた。



「ここで・・・・・・バレないんすかぁ?」



ズボンとパンツを恥ずかしげもなく下ろす堀井。

目の前の、数分前に初めて話した男の前でもペニスは勃起していた。

「大丈夫、大丈夫。あ、でも・・・・・・



・・・・・・この体勢じゃ、見づらいか・・・・・・」



縦長のシートで後背位だと、柑橘男からは堀井の背中と尻しか見えない。

『見学させる為』に連れてきた意味を成すべく、術を考える堀井。



「キミさ、ここに入れる?」



堀井の指が示した先は、テレビやパソコンの置いてある机の下の空間だった。



「あ、はい」



なるべく音を立てないように気遣いながら、そのスペースに入り込む柑橘男。



「ほら、じゃあこっちへおいで・・・・・・」

柑橘男を正面に、シートに座り莉奈を誘う堀井。

誘われるように四つん這いから体を起こす莉奈。



『性器』から対面し、一番恥ずかしい所はもう散々見られているハズなのに、改めて顔を合わせるのが凄く恥ずかしく感じた莉奈は、顔を赤らめながら乱れた髪を慌てて直した。



「ん?」



机の下の柑橘男から声が漏れる。



(・・・・・・あれ?)

柑橘男と目が合った莉奈もまた、何か脳裏に生まれる。



「あれ?どこかで・・・・・・?」



何かを思い出そうとするが、そこに至らない表情の柑橘男。



「いや・・・・・・どこにでもある顔ですから・・・・・・」



莉奈もまた、どこかで見た事あるこの柑橘男に不安を覚えたが、この状況が状況だけに、そのような話は避けたかった。



「なんだ、二人とも顔見知りかもしれんのか・・・・・・



・・・・・・こりゃ興奮するな」



ニヤリとした堀井のペニスはヒクヒクと脈を打ちながら、いきり立っていた。
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