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欲灯
第3章 調教男
ミクはライターを瑞樹に渡した。

「へぇ、白い林檎と黒い林檎か。センセっぽくないけど、お洒落」

「ああ・・・・・・それ、貰いもの」

「莉奈先輩からのプレゼント?」

歩美が茶化すように訊く。

「いや、知り合いからの」

堀井は咄嗟に嘘をついた。

「じゃあセンセ、これちょうだい?」

天下一品の甘え顔を向ける瑞樹。

「・・・・・・まぁ」

「それとも、お小遣いくれるのかな?・・・・・・ふふふ」

不敵な笑みを浮かべる瑞樹。

「いや・・・・・・あげるよ」

「わぁ~よかったね歩美~。汚したパンティの弁償代」

そうやって瑞樹は今週も堀井から金品を巻き上げた。







「今日もちょろかったね」

「ちょろかったね。このライター、あたし貰っちゃっていいの?」

「いいの。代わりにパンティあげたじゃん」

「あはは。りょうかい。でも瑞樹がまさか堀井とヤッちゃうとは・・・・・・」

「まぁ、ノリっす、ノリ。でもミクはまだ修行が足りないね」

「・・・・・・ごめん」

「いいのいいの。ミクはあたし達の大事な大事な友達なんだからっ」

「そう、ゆっくり楽しんでいけばいいんだから」

「うん、歩美なんて楽しみ過ぎてノーパンだかんね?」

「あはは。ノーパンだかんね?」

「・・・・・・うん、そうだね」

「駅の階段とか、おまんこ丸見えだかんね?」

「転べないからね? あはは」

「んじゃ、あたしこっちだから、またねぇ。歩美、下半身で風邪ひくなよ?」

「大丈夫だよ瑞樹、また明日ガッコで」

「また明日ガッコで」

「はいはーい。んじゃバイビ」










「いつまであの子の奴隷みたいな事しなきゃならないわけ?」

「まぁまぁミク、そのうち瑞樹も飽きるでしょ」

「ホントやんなる。卒業までこの付き合いが続くとなると・・・・・・ウツになるわぁ」

「ははは」

「てか歩美ぃ、うちらが幼馴染だって、瑞樹知らなくね?」

「たぶんね。自分の事しか興味ない女だからね」

「そだね。あーまた明日スマイルの授業だぁ。ウザ」

「ミククン。デハ、シーユートゥモロー」

「歩美、それ似てないよ・・・・・・んじゃ、また明日ね」

「似てない言うなやぁ。・・・・・・うん、明日ねー」
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