この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
欲灯
第4章 淫乱女
「どうしたの歩美ちゃん、痛かった!?」

ベッドの上で煙草をもみ消した赤井が、歩美の涙に気付いた。

「え、俺!? 歩美ちゃん、俺!? え、ごめん!」

パンツを穿きながら、情けない程の女々しい表情で心配そうに歩美を覗き込む青柳に、「青柳、おまえのデカチンのせいだぞー」と追い込みをかける赤井。

「あーごめんなさい、違います。何でもないです。赤井さんも青柳さんも悪くないですから」

涙を拭い服を慌てて直し、赤井にも青柳にも目を合わせない歩美が「あー、そろそろお兄ちゃん、帰ってきちゃいますかね」と、この部屋での情事に幕を下ろした。

「あ、うん。そう、だね・・・・・・」

立場が立場なだけに引き留めもしない赤井は、ティッシュで股間から流れ出る精液を拭う歩美の背中に向かって「あ、そうそう、歩美ちゃんさ、今度飲み会しようよ飲み会! 友達、連れてきてよ」と、話題を軽々と変えてきた。

「飲み会? 友達・・・・・・」

歩美の脳裏に瑞樹やミクが浮かんだ。

(どうせ、新しいセフレを探したいだけでしょ)

「そう飲み会、みんなで酒飲んで騒ごうよ」

「みんなって、お兄ちゃんも?」

「いや・・・・・・さすがにアイツを呼ぶのは・・・・・・なぁ青柳?」

「うん、啓介も一緒に居るのはちょっと気まずい感じが・・・・・・ね。バレてもアレだし」

「そうそう、遥ちゃんにも悪いっしょ」

「うん・・・・・・友達いるかなぁ・・・・・・」

「またまたぁ、いるでしょうに。さっきのライターくれた子とか」

「ああ、ライターの『子』ね。ふふふ、まぁ適当に探しとく。でもその前にさ、赤井さん」

「うん?」



「あたしと付き合って」



「・・・・・・・・・・・・はぁ!?」



「『はぁ!?』じゃなくて。あたしの彼氏になってよ」

「いやいや、なに突然? この展開、ちょっといきなり過ぎない?」

「散々中出ししたんだしさ」

笑いながら精液の付着したティッシュを赤井に向ける。

「いやいや、えー!? そういう事ぉ!?」


/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ