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欲灯
第5章 不倫男
奈美のエチケットとして、青柳と会う日は毎回必ず風呂上がりだった。

なんとなく、体が火照っていて、良い香りを立たせている。



少し大きめの四駆車の中では、二人の舌が絡み合い、唾液の弾け混じる音だけが静かに響いていた。

青柳にしてみれば、歩美よりも一回り大きい胸、Dカップと思っている胸に触れる。

確か本人は、始めてセックスをした日に「Eカップ」と言い切っていたが、真偽は定かではない。

秋らしい色使いのニットセーターに下から手を滑り込ませ、ブラジャーの上から揉みしだいた。

奈美はお返しとばかりに、青柳のジーンズに手を伸ばした。

『ピチャ・・・・・・ピチャ・・・・・・』

と、舌が激しく絡み合う音が、二人の熱い息遣いと共に漏れる。

青柳は器用に奈美の背中に手をまわすと、片手でブラジャーのホックを外し、上へと押し退けた。

推定Dカップの胸は、四十路に入り、甘く淫らに熟れてきている。

その熟れた果実を手のひらいっぱいで感じるように、下から揉み上げた。

「んっ・・・・・・」

甘い吐息が奈美の鼻から漏れた。

人差し指と中指の間に、勃起した乳首が収まる。

青柳は2本の指で乳首を挟みながら、大きく揉みしだいた。

「んっ・・・・・・あっ・・・・・・」

絡ませ合う舌の奥から甘い吐息が漏れていく。

奈美の細い指は、青柳のチャックを下ろそうと悪戯に這っていた。
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