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碧い雨の夜に…
第3章 【必然的に……】
離れてはトロンとした私の目を見てまた引き寄せられる。
やっぱり目はオトコになってるね。
見た目は綺麗な女の子なのに。
首に手を回して受け入れる。
もっと……と私からも舌を絡めた。
「はぁ………もうこの辺でやめとくね、ベッド連れて行きそうになるから」
「うん……」
私もそろそろ終わろうとしていた。
止まらなくなりそうで。
コツンと額を擦り寄せて。
「リセちゃん、女の子に目覚めないでね?」
「え…?」
「いつもより求めてきてたから……」
「ナオにしかトキめかない身体になってんの」
「本当?ヤッタ、なら嬉しい」
あぁ、本当ムカつくくらい惚れてしまってる。
適当に作ったクラムチャウダーだけどめちゃくちゃ美味しかったな。
また作ってと言われた。
食後のイチャイチャタイムもして食器を洗って真剣に勉強して一緒に踊って動画撮って買ったアイスを半分こして抹茶味のキスを何度もした。
「お風呂、一緒に入ろ?」
そう誘われて嬉し恥ずかしでどんな顔して「良いよ」と言ったかわからない。
メイク落として濡れた髪のセクシーな男の子に戻った。
「や……もう良いよ」
ナオは全部洗ってくれる。
毎回変な気分になるからのぼせそう。
洗ってすぐにクンニされる時もある。
壁にもたれて片足上げられてガクガクする。
愛液だらけの口元が「ベッド行こっか」と中断してきて助かった。
浴室だと声が響いて自分の声でも濡れてしまう。
風邪ひかないようにもう一度温まって髪の毛まで乾かして貰えば。
自分の髪の毛は適当に乾かして「行こっか」って子猫ちゃんからワンコになって見えない尻尾を嬉しそうにフリフリして連れて行かれる。
「歯磨きは?」
「後で」
「ねぇ、壊さないでね?歯磨きする体力残してよ?」
「うーん、ボクが磨いてあげる」
「ちょ、それって絶対、私動けなくなるやつじゃん」
「リセちゃんのエッチな姿見たら我慢出来なくなるんだもん」
コレ言われたらダメとは言えなくて。
本当ズルいよねってキスで押し倒されてる。
バンザイして「脱がして」とお強請りする時も私がエロい顔になるの待ってる。
欲情スイッチなんてナオ相手ならどこでもすぐに入っちゃうのに。