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義母と少年
第1章 義母と少年
「ああ、さっぱりした」
いつものように就寝前のシャワーを浴びた真帆は、白いバスローブに袖を通し、自室に戻ろうとして、ふと何の気なしに律の部屋に目を向けた。ドアが締まりきってないのか、わずかに光が漏れている。
(こんな遅くまで勉強してるのかしら。偉いわね。褒めてあげなくちゃ)
机に向かう健気な律の姿を思い浮かべながら、ウキウキした気分で真帆はドアに近づき、そっと隙間から覗いてみた。
(え、ええー!)
真帆は思わず息を飲んだ。
(り、律くん、なんてことを――!)
そこには想像したのとはまったく違う姿の律がいた。ベッドに仰向けに寝転び、下半身をむき出しにして、股間のモノをしごいている。
顔がカーッと熱くなった。
(いやらしい! やめさせなきゃ!)
真帆はドアノブに手をかけた。しかし、その瞬間、こんな恥ずかしい姿を他人に見られたと知ったら律の心が傷ついてしまうのではないかという心配が頭をよぎった。
真帆は、そのまま凍り付いたように固まった。
(どうすればいいのかしら……)
頭の中をいろいろな考えがグルグル回る。
こんな律の姿は見たくない。母親として注意してあげなくちゃいけない。でも、子どもにだってプライバシーはある。律の部屋を勝手に覗いたのは自分だ。そのことについては間違いなく自分のほうが悪い……。
それに考えてみれば律ももう中学生。こうした行為をするのは当たり前なのかも知れない……。
次第に覗き見をしてしまった自分のほうに非があるように思えてきた。肩の力が抜けていく。
「ふうっ」
真帆は小さくため息をつくと、ゆっくりとドアノブから手を離した。
(まだ子どもだと思っていたのに、いつの間にこんなことを覚えたのかしら。律くんも大人になったということなのよね)
真帆は何とも言えない複雑な気持ちで、律の卑猥な行為をそのまま見守ることにした。
いつものように就寝前のシャワーを浴びた真帆は、白いバスローブに袖を通し、自室に戻ろうとして、ふと何の気なしに律の部屋に目を向けた。ドアが締まりきってないのか、わずかに光が漏れている。
(こんな遅くまで勉強してるのかしら。偉いわね。褒めてあげなくちゃ)
机に向かう健気な律の姿を思い浮かべながら、ウキウキした気分で真帆はドアに近づき、そっと隙間から覗いてみた。
(え、ええー!)
真帆は思わず息を飲んだ。
(り、律くん、なんてことを――!)
そこには想像したのとはまったく違う姿の律がいた。ベッドに仰向けに寝転び、下半身をむき出しにして、股間のモノをしごいている。
顔がカーッと熱くなった。
(いやらしい! やめさせなきゃ!)
真帆はドアノブに手をかけた。しかし、その瞬間、こんな恥ずかしい姿を他人に見られたと知ったら律の心が傷ついてしまうのではないかという心配が頭をよぎった。
真帆は、そのまま凍り付いたように固まった。
(どうすればいいのかしら……)
頭の中をいろいろな考えがグルグル回る。
こんな律の姿は見たくない。母親として注意してあげなくちゃいけない。でも、子どもにだってプライバシーはある。律の部屋を勝手に覗いたのは自分だ。そのことについては間違いなく自分のほうが悪い……。
それに考えてみれば律ももう中学生。こうした行為をするのは当たり前なのかも知れない……。
次第に覗き見をしてしまった自分のほうに非があるように思えてきた。肩の力が抜けていく。
「ふうっ」
真帆は小さくため息をつくと、ゆっくりとドアノブから手を離した。
(まだ子どもだと思っていたのに、いつの間にこんなことを覚えたのかしら。律くんも大人になったということなのよね)
真帆は何とも言えない複雑な気持ちで、律の卑猥な行為をそのまま見守ることにした。