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激しくしないでっ!
第2章 告白!?

俺には正直、彼女の気持ちは理解できなかった。
「ですよね、ごめんなさい」
彼女はさらにうつむいて、つぶやくように言った。
さっきまでのテンションはどこへやら、がっくりと肩を落としたその姿に、なんだかいたたまれなくなる。
「いや……」
言葉が続かなくなってしまう、自分の口下手具合にもへこむ。
彼女の気持ちは理解できない。俺には人の手首に興味はないし、ましてや好きな人でもないのにその子の手首を縛りたいなんて思わない。
だけど、それがなんだっていうんだろう。好みが合わないだけじゃないか。
俺だって、周りがわりと嫌ってそうなレバーが好きだったりするし、人にはなかなか理解してもらえないフェチや性癖くらいある。興奮するAVは制服ものだし、ギャルじゃ抜けない。彼女と何も変わらない。
「謝ること、ないよ」
彼女を元気づけるため、俺は言葉をしぼりだした。
「俺、引いてないし、ただの好みの問題だって思ってるから。……おかしいとか言っちゃって、ごめん」
彼女を見る。彼女はほっとしたように微笑んでいた。

