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激しくしないでっ!
第3章 おうち訪問!?
「入って」
玄関を開け、招かれる。
「ただいまー」
「あら、お友達?」
涼川さんの声に、リビングらしき部屋からひょこっと顔を覗かせたのは、涼川さんとよく似た顔をした女性だった。
彼女のお姉さんかな?
「あ、お邪魔します! 谷口尚人と申します!」
お姉さんらしき人物と目が合い、慌ててそう挨拶をして頭を下げる。
「珍しいわね。裕美がお友達を家に呼ぶなんて。しかも男の子、可愛いー」
にやっと笑う。そんな顔も涼川さんにそっくりで綺麗だ。
「あ、裕美の母です。娘がお世話になってます」
「え、お母さんなんですか!?」
そこに驚愕。見た目ものすごく若いのに。
「お姉さんかと思いました」
ついポロッと滑り出したのは本音だ。
「あらやだ口がお上手ね」
照れたように頬を赤らめる仕草も、年上の人には失礼かもしれないけど可愛い。てか若い。
「お母さんにそういうこと言うと、すぐ調子乗るからダメだよ谷口くん」
涼川さんが苦笑する。
それから母親に視線を向け、言った。
「部屋で遊ぶね」
「何かお菓子持っていこうか?」
「私が自分で持っていくからいいよ」