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激しくしないでっ!
第3章 おうち訪問!?
「ごめんね、びっくりしたでしょう?」
「……それ、全部涼川さんのなの?」
「うん、一応ね」
一応? それは一体どういう意味だろう。もしかして、涼川さんの彼氏さんのとかだろうか。
いや、人を好きになったことがないという涼川さんに彼氏がいるとは思えないし。ま、まさかセフ……。
ふと浮かんだ単語を振り払う。涼川さんがそういうことをする人とは、思えなかった。正確に言えば、思いたくなかったのかもしれない。
「一応……って?」
だけど、俺の問いに対しての彼女の返答は、驚くべきものだった。
「父にもらったものなの」
「えええええ!?」
お父さんんんん、娘になんてものを!
「じゃ、じゃあ、お父さんと……」
驚きのあまり彼女を凝視するも、すぐに直視できなくなってばっと視線を逸らす。
お父さんからもらったって、まさか涼川さんお父さんとそういうことしてるんじゃ……。
俺の言葉で涼川さんも言わんとしていることを察したのか、首を振った。
「これみんな未使用ですよ?」
「ほえ?」
なんだほえって。そんな萌えキャラが使うようなの俺が言っても似合わんのに、ぽろりと出てしまった。