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激しくしないでっ!
第4章 れっつぷれい!?
毛布をかぶり、全裸で俺のを舐める涼川さんを頭に思い描く。夢での涼川さんを思い出していた。
夢の中の縄の感触も妙に生々しく、まだ体を縛られているような気分になる。
目を閉じて、肌に食い込む拘束感と涼川さんの扇状的な視線を思い出し、いっそう強く勃起したそれをしごきあげた。
「は……っ」
突き抜けるような射精感にぶるりと全身が震え、俺は慌ててティッシュを数枚掴んで、あそこを押さえた。
さおの部分を何度かこすって精液を全て絞り出す。
射精したあと特有の倦怠感に俺はぐったりと横になったまま、感じるのは罪悪感だ。
……あんな変態チックな夢を見たあげく、彼女をオカズに抜いてしまった。
ティッシュを丸めてゴミ箱に捨てながら、俺は上半身を起こした。
基本、ティッシュもゴミ箱もエアコンのリモコンも、必要なものはベッドから手が届く範囲にある。まあ用はあまり片付けてないだけなんだけど。
服やら何やらが床に散らばった汚い部屋を眺めながら、俺は深いため息をついた。