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激しくしないでっ!
第4章 れっつぷれい!?

 初めて触る女の子の胸。どう触ったらいいのかもわからず、撫でるように手のひらを動かした。


「ふ……」


 ふいに涼川さんの体が、ぴくりと跳ねた。

 もしかして、俺が触ったから?

 今度は少し強めに、彼女の胸を撫でる。手のひらで包み、指先にわずかに力を込めて何度か揉むと、それに合わせて彼女の体は震え、吐き出す吐息も不規則になる。

 もっと触りたい。彼女を感じさせてみたい。

 彼女の唇が離れる。唾液が糸を引いていた。


「お父さんが、言ってたの」

「え?」


 彼女は甘くとけていきそうな声で、うっとりと語る。


「異性の体を妄想したり、触ったり、いやらしいことをしたくなるのは自然なことなんだって。人間として普通のことなの。人間の昔からある野性的で本能的な部分が、生殖活動を行うためにそう働きかけるんだって」


 さすがアダルトショップの経営者。娘になんて話を……。


「他の動物も生殖活動はするけど、エッチなこと自体を楽しめるのは、人間だけなんだって」

「……へえ」

「だから私をオカズにされても、嫌じゃないよ?」
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