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激しくしないでっ!
第2章 告白!?
足音に気付き、彼女が顔をあげる。
「あ、あの、ま、待たせてごめん」
くそうどもる。ここは男としてクールに決めたいのに!
「大丈夫です……。私の方こそごめんなさい、急に呼び出したりして」
「あ、いや、その、全然……っ、暇だし!」
暇だしってなんだ。
すかさず脳内でセルフツッコミを入れる。まあ確かに暇だけど、こういう場合違う返し方があるだろ俺。
「あの、私……実はずっと前から谷口くんのこと、見てて」
「え、ま、マジで?」
「はい、入学した時から」
びっくりだ。マドンナが俺のことを見てたなんて!
ぶっちゃけ、一年の時も彼女とは違うクラスだったし、これといった接点もなかったため話したこともなかった。
美人で有名だったから、知ってはいたけど。
そんな彼女が、俺をずっと見ててくれてたなんて。
「あ、あの、これ言ったら、びっくりしてしまうかもしれないけど……」
彼女は顔を真っ赤にしながら上目遣いで俺を見つめる。
ヤバい可愛い。べらぼうに可愛い。
直視するには破壊力がありすぎてもう。
「な、何?」
なるべく平静を装って問い返す。