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タワマン〜墜ちた女達〜
第11章 2人目〜湯中真千子~
こうして、時間ギリギリまで身体を重ねた二人は、素早く身支度し、連絡先を交換し、別々にホテルを出る。行き先は同じでも、用心してホテルの部屋を時間差で出たのだ。
真千子にはこれからのことはすでに伝えてある。一緒に帰る必要もない。近々、狩野の部屋に呼び出すことを伝え、真千子を送り出した。
狩野は少し遅れてホテルを出て、タクシーに乗り込む。タクシーのシートに深々と身を預け、目を閉じる。

タワマンに引っ越してから幸運続きの自分が恐ろしくなる。容姿端麗な人妻を二人も自分の自由にでき、自分を慕う可愛い後輩にも手を出した。
この数ヶ月で3人もの女性を手にし、自由に抱け、中出しし放題の生活。金も好きなだけ使える生活。
聞けば誰もが羨む生活である。しかし、狩野はそれでも満足しない。
狩野が狙っている女性はあと4人もいる。美夜、萌衣、風花、高城…。まだまだ先は長い。実際、バレたら、とんでもないことになる。薄氷の上にいるようなものなのだ。
さらにこれからのターゲットは難易度が上がる。

生粋のセレブである豪奢で華麗な美夜と気品溢れる萌衣。夜の華の風花。そして、とらえどころのない高城。
この4人を墜とすまで狩野の欲望は尽きることがない。

まずは高城をどうするか…。真千子を手に入れたばかりであるが、狩野は次のターゲットの高城について思いを巡らせる。


一方の真千子は一足早くマンションに着く。すでに時刻は夕方。帰って早速、棚を漁る。目的は以前処方してもらったピルだ。夫とはまだ子どもを作らないと互いに納得済である。そのために処方してもらった残りがまだある。
最近、抱かれることが少なくなっていたため、服用していなかったが、これからは狩野の呼び出しにいつでも対応できるようにしなければならない。

『はぁ…。いつ…呼び出されるのかな…。』

真千子はそっと下半身に触れる。それはいつ呼び出されるかの恐怖ではなく、期待の気持ちであった。幾人もの男性と身体を重ねて来た真千子だが、あれほど女性としての喜び、快感を与えてくれたのは狩野が初めてだった。

真千子は思わず、秘部に触れる。そこは未だ狩野との行為の残滓で熱を帯びている。
真千子はその熱を確かめるように撫でる。

『早く会いたい…。会ってまた…激しく抱いてほしい…。』

真千子は夫にも不倫相手にも感じたことのない、欲情に駆られていた…。
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