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タワマン〜墜ちた女達〜
第12章 狩野の日常②
そのため、真千子は毎回どんな服を指定されるか、ドキドキして待つことになる。

『厭らしい下着…。もう…あれしかないわね…。』

真千子は衣装ケースの奥に隠すようにしまい込んでいた下着を出す。狩野のために購入した下着だ。全身を写す鏡の前でそれを身に着けていく。
上下セットの下着の色は黒。黒ではあるが布地は極端に少ない。ハーフカップのブラは真千子の爆乳をほとんど隠しきれていない。さらに上部は透けた刺繍になっており、薄っすら淡いピンク色の乳首が見えている。ショーツも透けた刺繍があり、大事な部分を辛うじて隠しているだけだ。横は紐で簡単に解けるようになっている。後ろはTバック。むっちりとしたお尻のほとんどが露わになり、厭らしさを増している。

真千子は鏡で自分の身体を確認し、満足する。

『これなら…喜んでくれるかしら…。』

夫にだってしたことがない格好。年齢より若く見られる可愛らしい顔立ちに、垂れた瞳。それでいて泣きぼくろが妖艶さを醸し出す。さらに大きな胸とお尻を包む厭らしい下着。興奮しない男はいないはず。真千子は薄手のコートを羽織り、全身を隠すと、深呼吸する。

戸締まりを確認し、部屋のドアを少し開け、廊下を見渡す。誰もいないことを確認すると、素早く鍵をかけて、隣に向かう。そして、狩野の部屋に向かい中に入る。真千子がすぐに入れるように鍵は開けてあるのだ。

中に入ると待ち構えていた狩野が出迎える。狩野は入って来た真千子の全身を舐め回すように見る。コートを羽織っているが、首筋や足元は肌が見えている。
注文通り下着だけを身に着けて来たようだ。

「コートを脱げ。」

「はい…。ご主人様…。」

狩野をご主人様と呼ぶことにも慣れ、素直に従う真千子。スルリとコートを脱いで、ハンガーにかける。そして、改めて狩野に向き直る。
恥じらうように立つが、胸などの大事な部分は狩野が見やすいように隠さない。

「ほう…。これはこれは…。エロい下着を持ってるな…。」

狩野の声に興奮が混じる。真千子はそのことにほっとする。ご主人様の機嫌が良い時の声。交わした言葉は少なくても、身体を何度も重ねた関係。真千子はある程度、狩野の動きがわかるようになっていた。

『良かった…。喜んでもらえた…。』

真千子はそれが何より嬉しい。そんな真千子に狩野が近寄る。玄関で下着姿で立つ人妻。倒錯した雰囲気が漂う。
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