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タワマン〜墜ちた女達〜
第12章 狩野の日常②
2時間半が経った後、ベッドの上には狩野が出した精液と、自分の愛液でベトベトになり、息も絶え絶えの真千子がいた。
ほとんど休みなく、狩野に犯され続けた真千子。4回も中出しされ、プラス顔と胸にかけられた1回。合計5回の射精でようやく狩野は満足する。
しかし、それで終わりではない。フラフラの真千子は浴室へ連れて行かれると、身体を洗うふりをして、狩野に秘部を弄られ、また絶頂させられる。そして、そのまま浴室で6回目。
これで本当に終了になる。

「ご主人様ぁ…。今日はありがとうございました。また呼んでください…♡」

未だ行為の余韻で頬を染め、吐く息が甘い真千子は狩野に挨拶し、なんとか自分の部屋に戻る。フラフラな状態であるが、なんとか気力を振り絞り、着替える。下着姿のままではいられない。普段着になり、ようやくソファに倒れ込むようにして、真千子は一息つく。携帯で30分後に鳴るように設定して目を閉じる。

『次はどんな格好かしら…。新しい服…買わなきゃ…。』

そんなことを考えながら、眠りにつく真千子であった。



こうして、狩野は3人とただれた生活を送りながら、のんびりと過ごしていた。相変わらず、美夜とはすれ違う時に挨拶するのみ。しかし、萌衣と風花の二人とは以前より親しくなってきた。

ある日、狩野は再びプールで萌衣と対峙していた。

「今日は勝つ…。」

気品溢れる容姿。黒髪で背の高い萌衣。ほっそりとした顔立ち。しかし、どこか子どもっぽさが抜けない話し方。

生粋のセレブである萌衣はほとんど友だちがいなかった。特に男性は萌衣の持つステータスにすり寄って来ることがほとんどだ。なので、萌衣に臆さず対等に接して来る狩野に、萌衣は好感というか、どこか兄とでも接しているかのような気持ちになる。

「はいはい…。どうぞ…ご自由に…。まぁ、それでも私の方が速いですけどね…。」

そんな萌衣に対して、若干うんざりした様子ながらも、こちらも負けん気を出す狩野。この辺りの遠慮ない受け答えが萌衣に気に入られる要因なのだが、『何でまた勝負しなきゃならんのだ…。』と狩野は考えていた。

今日もプールで泳ぎ始めたら、狙ったように萌衣が後から入ってきたのだ。高城辺りが情報を漏らしているとしか、考えられない。
狩野の予想通り、萌衣は狩野がプールを使用する際、自分に連絡するように高城に指示を出していた。
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