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タワマン〜墜ちた女達〜
第12章 狩野の日常②
トレーニングの合間に気軽に話しながら、狩野はきっちりお店に行く約束をさせられてしまう。しかし、風花とも仲良く話せるようになったことに満足する。きちんと関係を作っておけば、風花を抱く何かしらのチャンスが来るかもしれない。そう考えていた。

「では、今度はお店でお会いしましょう?」

風花から帰り際にそう告げられ、笑って頷き、狩野は自室に戻る。狩野はこれからどうするか悩む。萌衣と風花とは接点があり、これを活かす方法を考えればいいが、問題は高城と美夜の二人だ。
高城とは接点はあるが、とらえどころのない高城をどう攻略するか、まだ狩野には何の考えも浮かばない。
美夜にいたっては会議以来、挨拶のみでまともに話したことすらない。
焦らないように自分に言い聞かせながらも、早めに高城は攻略したいと考える狩野であった。
タワマンを管理するコンシェルジュの高城。彼女を手に入れれば、狩野の行動は楽になるし、何より狩野のしていることがバレにくくなる。晴香や真千子との時間をより有意義なものにできる。
何よりあの無表情を快感に喘がせることを想像すると、狩野の股間は熱く滾る。だからこそ、絶対に手に入れたい人物である。

『そういや…どこに住んでるんだ…?』

はたと、疑問が浮かぶ。ほとんど毎日のようにタワマンにいる高城。コンシェルジュは24時間対応である。高城以外のコンシェルジュもいるが、まるで、ここに住んでいるかのようにいる高城。

『晴香に確かめてみるか…。何かわかるかもしれない…。』

そう考えた狩野は晴香を呼び出した日、食事の最中に晴香にさり気なく聞く。

「ンッ…。高城さん…ですかぁ…?はぁっ…ん♡高城さんならぁ…すぐ…近くのぉ…アパートにお住まいだったとぉ…。うはぁ…ん♡」

例によって狩野の上に跨り、挿入されながらの食事。晴香は喘ぎながら狩野の疑問に答える。

「近くのアパート?」

「はいぃ…。んっ…♡マンションの裏手にある…はぁっ…♡小さなアパートに…。特徴的な青色のアパートですぅ…。」

「裏手の青のアパート…。」

晴香の言葉に呆然とする狩野。不審に思った晴香が尋ねる。

「んっ…。どうかしましたか…?あぁん♡」

「い、いや…。なんでもない…。晴香の中が気持ち良すぎて射精そうになっただけさ…。」

狩野は慌てて誤魔化す。

「射精してもらっていいのに…。たくさんほしい…。」
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