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タワマン〜墜ちた女達〜
第13章 3人目〜高城礼奈~

「狩野さんの専属のコンシェルジュとはどういうことでしょう?」
理解出来ないといった表情の礼奈に狩野は最悪の提案をしてくる。
「普段の仕事に加えて、時間がある時に私の相手をしてくれればいいだけですよ…。その身体を使ってたっぷりお世話してくれれば…ね?」
狩野の言葉を理解した礼奈の視線が厳しいものになる。狩野を睨みつけるようにして言う。
「つまり…、家賃を待ってもらう代わりにあなたに抱かれろと…?なかなかに最低な提案ですね…。狩野さん。私はあなたのこと…もっとマシな人間だと思っていました。」
嫌いな虫を見るかのような視線。しかし、狩野は平然とその視線を受け止める。もうすでに二人の人妻を犯した狩野に躊躇いはなかった。
「私はもともと大した人間じゃありませんよ…。それよりどうしますか?立ち退きか、私に抱かれるか…。好きなほうを選んでください。もし抱かれるなら、家賃の滞納を多めに見るどころか、家賃は要らない。」
狩野がそんな提案をしてくる。しかし、礼奈はジッと狩野を睨んだまま、無言を貫く。そんな礼奈を見て、狩野は立ち上がる。
「まぁ、返事は今すぐとは言いません。そうだな…。今週いっぱい待ちましょう。今日が火曜日。日曜まで待ちます。気持ちが決まったら連絡ください。」
それでも無言の礼奈に対して狩野は最後の追い込むための言葉を放つ。
「では、良いお返事待ってますよ…。「松本」礼奈さん。私がお母さんの手伝いもできますから…。」
そう言い残し、狩野は部屋を出ていく。狩野の言葉に呆然とし、何も言えずに狩野の後ろ姿を見送る。
立ち上がる気力もなく、座り込んだまま礼奈は何も出来ずにぼんやりと狩野の提案について考える。
『最悪だ…。全部知られてる…。父のことも…。母のことも…。どうすれば…。』
ぐるぐる思考が回る。しかし、何も名案など浮かんで来ない。身体を売ることを考えなかったわけではない。それでも、知らない誰かに抱かれることは嫌悪感がある。
どうするか答えは出ないままであった。
一方の狩野は自室に戻ってから、礼奈のことを考える。礼奈がどちらを選ぼうが狩野には構わない。立ち退きを選んだら礼奈を抱けないが、それでも構わない。特に狩野の痛手になるわけではない。
礼奈の状況から考えれば、狩野の提案を受け入れるしかない。いつ返事が来るか楽しみに待つ。
理解出来ないといった表情の礼奈に狩野は最悪の提案をしてくる。
「普段の仕事に加えて、時間がある時に私の相手をしてくれればいいだけですよ…。その身体を使ってたっぷりお世話してくれれば…ね?」
狩野の言葉を理解した礼奈の視線が厳しいものになる。狩野を睨みつけるようにして言う。
「つまり…、家賃を待ってもらう代わりにあなたに抱かれろと…?なかなかに最低な提案ですね…。狩野さん。私はあなたのこと…もっとマシな人間だと思っていました。」
嫌いな虫を見るかのような視線。しかし、狩野は平然とその視線を受け止める。もうすでに二人の人妻を犯した狩野に躊躇いはなかった。
「私はもともと大した人間じゃありませんよ…。それよりどうしますか?立ち退きか、私に抱かれるか…。好きなほうを選んでください。もし抱かれるなら、家賃の滞納を多めに見るどころか、家賃は要らない。」
狩野がそんな提案をしてくる。しかし、礼奈はジッと狩野を睨んだまま、無言を貫く。そんな礼奈を見て、狩野は立ち上がる。
「まぁ、返事は今すぐとは言いません。そうだな…。今週いっぱい待ちましょう。今日が火曜日。日曜まで待ちます。気持ちが決まったら連絡ください。」
それでも無言の礼奈に対して狩野は最後の追い込むための言葉を放つ。
「では、良いお返事待ってますよ…。「松本」礼奈さん。私がお母さんの手伝いもできますから…。」
そう言い残し、狩野は部屋を出ていく。狩野の言葉に呆然とし、何も言えずに狩野の後ろ姿を見送る。
立ち上がる気力もなく、座り込んだまま礼奈は何も出来ずにぼんやりと狩野の提案について考える。
『最悪だ…。全部知られてる…。父のことも…。母のことも…。どうすれば…。』
ぐるぐる思考が回る。しかし、何も名案など浮かんで来ない。身体を売ることを考えなかったわけではない。それでも、知らない誰かに抱かれることは嫌悪感がある。
どうするか答えは出ないままであった。
一方の狩野は自室に戻ってから、礼奈のことを考える。礼奈がどちらを選ぼうが狩野には構わない。立ち退きを選んだら礼奈を抱けないが、それでも構わない。特に狩野の痛手になるわけではない。
礼奈の状況から考えれば、狩野の提案を受け入れるしかない。いつ返事が来るか楽しみに待つ。

