この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タワマン〜墜ちた女達〜
第13章 3人目〜高城礼奈~
狩野が礼奈の部屋を訪れてから3日。表面上はいつもと変わらず、高城として働く礼奈。無表情は変わらずでいつも通りの仕事ぶり。さすがのコンシェルジュぶりであった。狩野と会っても表情を崩さなかった。
これには狩野もかなり焦った。やはり冷静になった礼奈が立ち退きを選択するのかと、だから平然といられるのかと疑っていた。
しかし、その日の夜にメッセージが来る。

【会ってお話をしたいです。明日は午後から休みですので、13時以降であればいつでも大丈夫です。】

狩野は思わずにんまりする。立ち退きを選ぶのであれば、わざわざ半休の時に会わないであろう。一言で済むはずなのだ。狩野はそこでふと玲奈との会話を思い出し、返事を送る。

【高城さんが私の部屋に入るところを見られたら、変に誤解を生むかもしれないので、カラオケルームを予約してくれませんか?そこで話しましょう。鍵を開けてもらってそのまま話せばいいので。】

そう、礼奈は自分で言ったのだ。防音の上、外からは見えないので、何かするならカラオケルームが便利だと。
たぶん、礼奈は自分が言ったことを覚えているだろう。カラオケルームに来ることを了承すれば、狩野に抱かれることが確定したも同然である。

ワクワクして返事を待っていると、すぐに返信が来る。

【わかりました。では、13時にカラオケルームでお待ちしております。】

その返事を見て狩野は興奮が止まらない。この後、どんな風に礼奈を犯すか、そればかりを考えてなかなか寝つけない。明日のことを考えるとヌイてしまうのも、もったいない。
結局、その夜は満足に寝れずに朝を迎えた。

高城礼奈は午前中、表面上はいつも通り仕事をこなした。12時になり、休憩室で軽くおにぎりを食べ、交代に来た者に、狩野のカラオケルーム使用を案内して、そのまま帰宅することを告げる。特に疑われることもなく、交代を終える。

高城は未だ迷っていた。狩野の提案を受けるか、拒否するか。高城は狩野と会って自分がどう答えるか、その場の気持ちで答えるつもりであった。
高城はいろんなことを諦めてきた。高2の頃に初めてできた彼氏。結婚してもいいと思ったくらいに好きだった。処女も捧げた。しかし、玲奈が犯罪者の娘だと知られると、あっさり振られた。高3の秋、同じ大学に進学することを決めた後だった。その時から周りは理不尽さに溢れ始めていた。
/498ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ