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タワマン〜墜ちた女達〜
第14章 温泉旅行 礼奈編
礼奈のいつになくニコニコした表情を楽しみながら、狩野は礼奈と買いたいものを探す。美味しそうなものがあれば、昼食代わりにと買って食べ歩く。
すれ違う男性達がチラチラ視線を玲奈に向ける。メガネをかけた知的美人。腰の高いワンピースを着て、はっきりスタイルの良さが際立つ。ほど良く膨らんだ胸。キュッと括れた腰付き。そして形の良い小さなお尻。清楚な服がより欲情を掻き立てる。
そんな美人を横に狩野はいい気分で歩く。出来れば晴香や真千子も連れて来たいが、どこに他人の目があるかわからないため、それは叶わないだろう。特に真千子を連れて歩けば、あの爆乳スタイルは目立つこと間違いない。

『とことん旅館の中で愉しむしかないな…。』

晴香と真千子に関しては街中を歩くことは諦める。紗綾とは礼奈のようにデートも楽しむつもりだ。最近、少しふっくらしてきた紗綾はますます魅力的になっている。紗綾も周りが振り返るであろう。

「孝宏さん…。他の女性のことを考えてますね…?鼻の下が伸びておりますよ?」

いつの間にか無表情に戻った礼奈の極低温の囁やきが届く。

「か、考えてるわけないだろ?周りの男が礼奈に振り返るから、いい気分になってただけさ…。」

慌てて狩野は誤魔化す。

「そうですか?なら、いいですけど…。」

プイッと向こうを向く礼奈に苦笑いするしかない。鋭い洞察力に狩野は冷や汗をかく。礼奈の機嫌を宥めるために買ったソフトクリームを食べ終わる頃には、礼奈の機嫌も直っていた。
その後はタクシーで観光地を巡り、夕方近くになる。狩野は運転手に旅館に向かう。

山の上に建つ旅館に着く。真新しく立派な建物。しかし、豪奢というよりは落ち着いた雰囲気を醸し出す。

狩野がチェックインを済ませると、受付の女性がメモを差し出して来る。

「私共のオーナーからの言伝で…。明日の午後にはこちらにいらっしゃるそうなので、狩野様にぜひご挨拶したいとのことですが…。」

「ああ、構わない。こちらのロビーでいいですか?」

「はい。御足労いただきますが、よろしくお願いいたします。では、ご案内いたします。こちらにどうぞ。」

受付の女性に案内され、和風モダンといった内装の中を通り、受付のあった建物の裏に出る。見晴らしの良い山の上に並ぶ離れ。かなりの間隔をあけて建っている。それぞれの建物の間にも木々が植えられ、視界も遮っている。
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