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タワマン〜墜ちた女達〜
第15章 温泉旅行 晴香と礼奈編

旅行カバンを手にキョロキョロと辺りを見渡しているので、手を振ってやる。狩野に気づいた晴香が嬉しそうに駆け寄ってくる。タクシーに乗せ、すぐさま、旅館に向かう。
「疲れてないかい?それに大丈夫だった?」
狩野が言外に旦那に疑われなかったかを含み聞く。
「あっ、はい…。全然大丈夫でした…。…案内があったので、スムーズでした…。」
晴香もはっきりとした言葉を避けて答える。少し緊張しているような様子の晴香に狩野はさり気なく手を握ってやる。晴香はギュッとその手を握り返してくる。
「どんなところか楽しみです…。」
狩野の手に安心したように笑顔で話しかけてくる。
「いいところだよ。内湯も露天風呂も。」
晴香は狩野が一足早く旅館に泊まっていることは知っている。誰かと一緒なのか、1人でなのかは知らない。聞けない。しかし、今日は晴香のために時間を作ってくれたことに間違いはないので、それに満足する。
旅館に着いて、そのまま離れに向かう。オーナーと知り合いで、きっちり前払いしている狩野に旅館のスタッフは何も言わない。晴香も受付をしないでいいことにほっとする。
完全なる不倫旅行。可能なかぎりの痕跡は残したくない。
部屋に入ると晴香が歓声を上げる。
「うわぁ…。きれい…。広いし…景色も最高です…。孝宏さん、夜景もたぶん綺麗ですよね?」
「ああ、遮るものがないから、眺めもいいだろ?」
「はい…。あっ、あのう…お風呂も見ていいですか…?」
「ああ、こっちだよ。」
狩野が内湯、露天風呂と案内していく。
「凄い…。お風呂も広くて…雰囲気もとても良い…。こんないいところに泊まるのは初めてです…。」
「気に入ってくれて良かった。外に出かけることはできないから…。明日の昼までずっとここにいることになるからな…。」
狩野は晴香を抱き寄せ、すまなそうに言う。さすがに晴香を連れて出かけることはできない。他の人に見られたら大問題だ。
「そんなこと…。朝まで一緒にいられるだけで…幸せです…。」
晴香は狩野にしなだれかかり、呟く。狩野はそっと晴香の顔を上げ、唇を重ねる。
「早速、風呂に入るか…?贅沢に酒を飲みながら入れるぞ?」
「明るい内から入るのは…恥ずかしいかも…。」
「他から離れてるし、1番高いところにあって誰にも見られないよ…。」
「孝宏さんに見られるから…。」
「疲れてないかい?それに大丈夫だった?」
狩野が言外に旦那に疑われなかったかを含み聞く。
「あっ、はい…。全然大丈夫でした…。…案内があったので、スムーズでした…。」
晴香もはっきりとした言葉を避けて答える。少し緊張しているような様子の晴香に狩野はさり気なく手を握ってやる。晴香はギュッとその手を握り返してくる。
「どんなところか楽しみです…。」
狩野の手に安心したように笑顔で話しかけてくる。
「いいところだよ。内湯も露天風呂も。」
晴香は狩野が一足早く旅館に泊まっていることは知っている。誰かと一緒なのか、1人でなのかは知らない。聞けない。しかし、今日は晴香のために時間を作ってくれたことに間違いはないので、それに満足する。
旅館に着いて、そのまま離れに向かう。オーナーと知り合いで、きっちり前払いしている狩野に旅館のスタッフは何も言わない。晴香も受付をしないでいいことにほっとする。
完全なる不倫旅行。可能なかぎりの痕跡は残したくない。
部屋に入ると晴香が歓声を上げる。
「うわぁ…。きれい…。広いし…景色も最高です…。孝宏さん、夜景もたぶん綺麗ですよね?」
「ああ、遮るものがないから、眺めもいいだろ?」
「はい…。あっ、あのう…お風呂も見ていいですか…?」
「ああ、こっちだよ。」
狩野が内湯、露天風呂と案内していく。
「凄い…。お風呂も広くて…雰囲気もとても良い…。こんないいところに泊まるのは初めてです…。」
「気に入ってくれて良かった。外に出かけることはできないから…。明日の昼までずっとここにいることになるからな…。」
狩野は晴香を抱き寄せ、すまなそうに言う。さすがに晴香を連れて出かけることはできない。他の人に見られたら大問題だ。
「そんなこと…。朝まで一緒にいられるだけで…幸せです…。」
晴香は狩野にしなだれかかり、呟く。狩野はそっと晴香の顔を上げ、唇を重ねる。
「早速、風呂に入るか…?贅沢に酒を飲みながら入れるぞ?」
「明るい内から入るのは…恥ずかしいかも…。」
「他から離れてるし、1番高いところにあって誰にも見られないよ…。」
「孝宏さんに見られるから…。」

