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タワマン〜墜ちた女達〜
第16章 温泉旅行 真千子と礼奈編

自分に言い聞かせるように真千子が呟く。まさか礼奈が狩野と肉体関係にまであるとは考えていない様子。
真千子は自分以外にあと二人の女性がいるとだけ知っていて、それが誰かまでは教えてもらっていない。
だから、礼奈と狩野の関係を、若干疑っているかもしれないが、それを問いただす度胸は真千子にない。しかも、自分が1番可愛がってもらっているはずというプライドが真千子にはある。
これから狩野と礼奈の二人がかりで淫欲のかぎりを尽される運命とは知らず、狩野に会えることを楽しみに、ワクワクしながら旅館に着くのを待つ。
『明日まで…たくさん…抱いてもらえる…♡主人のことなんか…気にしなくていい…。時間も気にせず…朝まで…。ああ…、早く会いたい…。早く着かないかしら…。』
外見はふんわりとした柔らかな雰囲気だが、その実、かなり貪欲な真千子。ペロリと舌を舐める様子は隣の礼奈をゾクリとさせるくらいに淫靡であった。
『狩野様が執着するくらいだから、やっぱり惹き込まれるくらい綺麗で美しいわね…。呑み込まれないようにしないと…。』
真千子がウズウズしているのを横目に、礼奈は無表情のまま固い決意をする。そんな二人を乗せたタクシーが旅館に着く。
「ねぇ…。狩野さんはどこ?早く案内して。」
先に降りて待っている礼奈に真千子が偉そうに言う。礼奈は直接見たことはなかったが、他の住民からは会議の時の真千子はかなり横柄な態度になるとは聞いていた。ふんわりとした外見と真逆の性格。だからこそ狩野も偉そうで横柄な真千子を無理やり犯すのが良いのだと礼奈に言っていた。
「こちらです。」
この後の運命を知っている礼奈は余裕を持ってそんな態度を受け流す。
チェックインをせず奥へと進む二人。
「なかなか良い雰囲気ね〜。さすが狩野さんね…。こんなところに連泊できるなんて。」
何故か真千子が誇らしげに言う。真千子の認識では今は狩野の愛人。そして、礼奈はこき使われる使用人といったところなのだろう。この後、立場が逆転するとも知らず。
1番奥の棟へと着いた二人が部屋に入る。狩野がソファから立ち上がり、二人を出迎える。
「会いたかったです〜。狩野さ…。」
「ご苦労様。礼奈…。」
狩野の姿に笑みを浮かべ、近づこうとする真千子を無視し、狩野は礼奈を抱き寄せる。
「いえ、大したことでは…。んチュッ…。」
真千子は自分以外にあと二人の女性がいるとだけ知っていて、それが誰かまでは教えてもらっていない。
だから、礼奈と狩野の関係を、若干疑っているかもしれないが、それを問いただす度胸は真千子にない。しかも、自分が1番可愛がってもらっているはずというプライドが真千子にはある。
これから狩野と礼奈の二人がかりで淫欲のかぎりを尽される運命とは知らず、狩野に会えることを楽しみに、ワクワクしながら旅館に着くのを待つ。
『明日まで…たくさん…抱いてもらえる…♡主人のことなんか…気にしなくていい…。時間も気にせず…朝まで…。ああ…、早く会いたい…。早く着かないかしら…。』
外見はふんわりとした柔らかな雰囲気だが、その実、かなり貪欲な真千子。ペロリと舌を舐める様子は隣の礼奈をゾクリとさせるくらいに淫靡であった。
『狩野様が執着するくらいだから、やっぱり惹き込まれるくらい綺麗で美しいわね…。呑み込まれないようにしないと…。』
真千子がウズウズしているのを横目に、礼奈は無表情のまま固い決意をする。そんな二人を乗せたタクシーが旅館に着く。
「ねぇ…。狩野さんはどこ?早く案内して。」
先に降りて待っている礼奈に真千子が偉そうに言う。礼奈は直接見たことはなかったが、他の住民からは会議の時の真千子はかなり横柄な態度になるとは聞いていた。ふんわりとした外見と真逆の性格。だからこそ狩野も偉そうで横柄な真千子を無理やり犯すのが良いのだと礼奈に言っていた。
「こちらです。」
この後の運命を知っている礼奈は余裕を持ってそんな態度を受け流す。
チェックインをせず奥へと進む二人。
「なかなか良い雰囲気ね〜。さすが狩野さんね…。こんなところに連泊できるなんて。」
何故か真千子が誇らしげに言う。真千子の認識では今は狩野の愛人。そして、礼奈はこき使われる使用人といったところなのだろう。この後、立場が逆転するとも知らず。
1番奥の棟へと着いた二人が部屋に入る。狩野がソファから立ち上がり、二人を出迎える。
「会いたかったです〜。狩野さ…。」
「ご苦労様。礼奈…。」
狩野の姿に笑みを浮かべ、近づこうとする真千子を無視し、狩野は礼奈を抱き寄せる。
「いえ、大したことでは…。んチュッ…。」

