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第17章 温泉旅行　〜特別編〜

狩野と真千子に礼奈の３人は駅で別れる。３人だと言い訳がたちやすいので、堂々と一緒にいる。

「では、狩野様。お気をつけて。マンションにお戻りの際はご一報ください。」

礼奈は深々と頭を下げ、駅の中に入って行く。寂しさはあるが、ぐっと堪え、無表情のまま去る。真千子も何度も頭を下げながら、駅に入って行く。
二人を見送った狩野はゆっくり歩き出す。

駅近くの喫茶店に入りコーヒーを頼む。のんびりコーヒーを飲んでいると、カランと入口の鐘が鳴り、１人の客が入ってくる。
キョロキョロと店内を見渡し、狩野を見つけると、ツカツカと歩み寄ってくる。

「Hi！Taka！久しぶりですね〜。」

狩野の前に座った金髪美女が笑顔で挨拶してくる。

「ラウラ…。久しぶりだな。元気だった？」

「もちろんです。でも、日本での仕事は忙しいです。だから、Takaと会いたかったね。」

ニコニコしながら、ラウラは言う。ラウラはコロンビアから来日し、日本で通訳の仕事などをする女性だ。金髪碧眼で柔らかな印象の顔立ち。欧米系の背が高く、メリハリの効いた身体。

ラウラとは学生時代に出会った。狩野が行っていた大学にラウラが留学してきたのだ。たまたま知り合い、狩野は一緒に酒を飲んだ夜にラウラに襲われた。
日本人とのSEXはどんなものか知りたいと、ラウラのほうから求められたのだ。

ラウラには当時から婚約者がいた。今ではその人と結婚しているそうだが、相手はアメリカ在住らしい。

なので、狩野とラウラはセフレのような関係をずっと続けている。１年に数回会うかわからないくらいの頻度。ラウラはストレスが溜まると狩野と会って発散させたいらしい。
狩野としては素晴らしい身体の外国人とできるまたとないチャンス。
互いにドライな関係を望む。狩野が無精子病を最初に明かしたのも、ラウラだった。ラウラとはその時からゴムを使わず中出しSEXをしている。

二人は喫茶店を出て、狩野の泊まる旅館ではなく、近くの別の旅館に行く。ラウラ自身が泊まる旅館だ。ラウラはかなり高給取りで度々、日本中を旅行している。こちらも十分高級旅館である。

部屋に着くやいなや、二人は熱い抱擁をする。

「I really wanted to meet with you .Taka…。」

「Same here.俺もだよ…。ラウラ。」

「nmm…♡んぢゅる…。」