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タワマン〜墜ちた女達〜
第18章 温泉旅行 〜二宮紗綾編〜
洗面台には当然、鏡があり紗綾の上半身をしっかり写していた。浴衣は両肩からずれ落ち、両胸が露わになっている。片脚を洗面台に上げられ、狩野のモノが挿入されている様子も見えている。

「んはぁっ…ん♡あはぁ…ん♡んひぃっっ…♡もっとぉ…。私を乱れさせてぇ…!んはぁっ…んん!あはぁっんん!」

こうして、紗綾は脱衣所で狩野からたっぷり責めらて絶頂を迎える。狩野も当然のように中で果てる。

その後、二人は露天風呂でのんびりと温泉を楽しむ。ベタベタとくっつき合い、満天の星空の下で愛し合う。

こうして二人は湯から上がり、ベッドに潜り込む。

「はぁっ…。のぼせちゃったかも…。」

顔が赤い紗綾は狩野に腕枕され、寄り添い呟く。

「大丈夫か?飲みすぎてないかい?」

「大丈夫かな…。少し寝たら良くなると思う。それより明日はどこに行きます?」

「そうだな…。そう言えば紗綾のおすすめで行ってないお店があったな…。そこは…?」

「あっ、そうだった!行きたい!」

ベッドの中で子どものようにはしゃぐ紗綾。そんな紗綾の頭を撫でて落ち着かせるようにする狩野。
まったりとした雰囲気のまま二人は眠りに落ちる。

翌朝、紗綾は狩野より一足先に起きる。ベッドから抜け出し、全裸のまま、窓から外を覗く。

朝日に照らされた自然が一望できる。紗綾は少しの間、その風景に見惚れ、振り返る。ベッドではまだ狩野が寝ている。

『はぁ…、幸せすぎて…どうにかなっちゃいそう…。』

眠る狩野に近づきながら、紗綾は自分の感情が溢れ出しそうになり、涙ぐむ。
入社以来、ずっと狩野に憧れてきた。大学生時代はけっこう卑屈な部分もあり、さらにお金のため、自分の性癖欲求を満足させるため、風俗で働いたこともある。

そんな自分を変えるため、一流企業入社に合わせ、全てを捨て、真面目に生きようとした。辛い仕事環境の中で、狩野がさり気なくサポートしてくれたので、なんとかやって来れた。紗綾はそう思っていた。

どこか影があり、プライベートな部分に踏み込まれないようにする狩野に紗綾は告白することもできずに憧れを募らせていった。

しかし、ある時期から狩野がみるみる荒み、やがて会社を辞めていったことに、紗綾はかなり絶望した。自分も会社を辞めて今度は自分が狩野をサポートしたかったが、それも叶わなかった。

落ち込む紗綾にチャンスが訪れる。
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