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タワマン〜墜ちた女達〜
第20章 狩野の日常〜コスプレ〜
真千子のコスプレを想像し、興奮してしまった狩野は寝ている晴香を襲い、朝までやってしまった。

朝、出勤前に訪れた礼奈が呆れた表情で狩野を見下ろしている。

「狩野様…?これはいったいどういうことですか…?」

礼奈に対して狩野は申し訳なさそうに謝る。

「いや…、ちょっとやり過ぎて…。」

狩野の後ろでは晴香が一糸纏わぬ姿で横になっている。晴香は荒い息で半分意識がない状態。そして、周りには昨晩着た服が散乱し、ダイニングは食事の跡が片付けられないまま放置されている。

「また…私の時に反省したのではなかったのですか…?」

「そうなんだけど…。ほら…晴香も回数減らすと言ったら…その前にたくさんしてほしいって言うから…。」

「それで、さっきまでお楽しみだったと…?晴香さんの気持ちはわかりますが、だからこそ、狩野様が自制しないと…。この後、晴香さんは部屋に帰って家事があるのですよ?支障が出たらどうしますか?」

「うっ…すまない…。」

礼奈に何も言い返せず、謝る狩野。確かにやり過ぎなのは否めない。その時、晴香が起き上がり、礼奈に声をかける。

「礼奈さん…。ごめんなさい。私が…してほしいって孝宏さんにお願いしたから…。今日は夫の帰りも遅いし…。」

「晴香さん…。しかし、こういうことが続くと、私達の関係が露見してしまう可能性が高まります。狩野様には自重していただかないと…。とりあえず晴香さんはシャワーへ。片付けは私がしますから!」

晴香を浴室に強引に押し込んだ礼奈は片付けを始める。狩野は肩身の狭いまま、ソファに座っていた。テキパキと部屋が片付けられ、晴香が身支度を整える。

「孝宏さん…。昨日はとっても凄かったです♡また…しましょう♡」

去り際に晴香が囁やく。狩野はその言葉に深く頷く。晴香を部屋まで送っていく礼奈も狩野に囁やく。

「昨日はコスプレでお楽しみだったのですね…?今度…私も…着させて…ください…。」

小さな声で礼奈が照れながら囁いて、部屋を出ていく。その様子ににやりと笑う狩野。早速、狩野はパソコンに向かい、礼奈に似合いそうな服を選び始める。

もちろん真千子に着せるメイド服を注文するのを忘れていない。

『この際だ…。紗綾にも着せるか…?紗綾には何が似合うだろうか…。意外なとこでスクール水着とか体操着とかはどうかな…。さすがに嫌がるかな…。』
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